作り手:ラ・トッレ・アッレ・トルフェ La Torre alle Tolfe
タイプ:ロゼ
産地:イタリア トスカーナ キャンティ地方
葡萄:サンジョベーゼ 100%
農法:有機栽培
発酵:野生酵母 1/3木樽 2/3ステンレス セメントタンク熟成
SO2:極少量
容量:750ml
コメント:
こういうワインを飲むと、ロゼの魅力をまざまざと感じさせられます。
すこし濁ったサーモンピンクの色合い。
カンパリに熟した苺を潰して混ぜ込んだような味わいを、
揮発酸が絶妙にバランスをとっています。
わずかに鉄っぽいミネラルも感じ、じんわり続く余韻が幸せに続きます。
ルネッラというキュヴェ名は当主の曾祖母の名に由来しているそう。
きっとこのワインのように
チャーミングで芯がしっかりした方だったのだろうなと思う。
〜インポーターより作り手情報〜
2016年に惜しまれながらも、閉業したワイナリー、ラ・ポルタ・ディ・ヴェルティーネのジャコモが、帰ってくる!
ワイナリーは敷地からもカンポ広場の鐘楼が見える、シエナからも近いトルフェ村にある。
ワイナリー【ラ・トッレ・アッレ・トルフェ(La Torre alle Tolfe)】は、8世紀に建てられた塔(Torre)を住居やオリーブ畑、ブドウ畑が囲む、大きな農園とも小さな集落ともいえるヴィッラ(貴族の郊外の別宅)だった。ヴィッラは、現オーナーであるマニア・カステッリの曽祖父に買い取られて、現在に至る。
いっぽうジャコモはこの数年、ワイン造りをするべくワイナリーを探していた。
ブルネッロやキアンティ・クラッシコのワイナリーからも話はあったようだが、中〜長期間働いてみたいと思えるワイナリーはなかなかなかった。
10年以上も心血を注いできた、ラ・ポルタ・ディ・ヴェルティーネが閉業してからというもの、コンサルタントでもなんでも、深くワイン造りにかかわりたいと思えるようなワイナリーは簡単には見つからない。
そんな時、当時ラ・トッレ・アッレ・トルフェで雇われていた醸造家の友人から、自分の後任にどうかという申し出を受けた。
実際に訪れると、2003年からバイオロジック栽培に取り組んできたという、状態の良い畑。1900年代にヴィッラに増築されたセラーは、使い込まれたセメントタンクを中心にしたシンプルな醸造施設。
マニアとマーク夫妻は、二人とも地域の歴史に関心が深く、二人の自然を尊重しようと努めるヴィッラ運営の姿勢にもジャコモは共感を持った。
未成年者の飲酒は法律で禁止されています。